「なぁ。」
夫がまた言った。
「ん?」
「FIREしたらさ。」
「うん。」
「お金、どこから使う?」
……。
「知らんがな🤣」
また始まった。
今まで、
「5,000万円で足りる?」
「いや、足りへんかもしれん。」
「毎月いくら必要?」
って考えてきた。
でも、
お金が貯まったとしても、
そのお金をどう使うかを考えないと意味がない。
全部現金で置いておくのか。
投資を続けるのか。
それとも、
必要な分だけ少しずつ取り崩すのか。
「俺はな。」
夫が言った。
「できるだけ運用しながら使いたい。」
「でも、減るやん。」
「そら減るときもある。」
「怖いやん🤣」
「せやな🤣」
FIREした後まで、
相場の上下に振り回されるのは嫌や。
仕事を辞めたのに、
「今日、株下がった……。」
って毎日気にする生活になったら、
何のためのFIREなんか分からへん。
「じゃあ、全部現金にしたら?」
私が聞く。
「それももったいないやろ。」
「なんで?」
「これから何十年も生活する可能性があるから。」
たしかに。
53歳で仕事を辞めたら、
その後の人生はまだまだ長い。
60歳でもない。
70歳でもない。
そこから何十年もある。
全部現金にしてしまったら、
物価が上がったときに、
お金の価値が下がっていくかもしれない。
だから、
使うお金と、残して育てるお金。
分けて考えた方がいいのかもしれない。
「じゃあ、生活費は現金から?」
「うん。」
「投資してるお金は?」
「できるだけ長く持つ。」
「じゃあ、相場が悪いときは?」
夫が黙った。
「……どうするん?」
「そこも考えなあかんな。」
やっぱり🤣
FIREした後に株が大きく下がったら、
安いところで売りたくない。
でも生活費は必要。
これが、
FIRE後の怖いところなんやと思う。
だから、
生活費として使うお金をある程度確保しておく。
相場が悪いときは、
無理に投資資産を売らない。
相場が良いときには、
必要な分を現金化する。
そんな方法も考えられる。
「なぁ。」
私が聞いた。
「FIREしたら、投資はやめるん?」
「いや。」
「続けるん?」
「全部じゃないけどな。」
「そっか。」
夫は、
仕事を辞めた後も、
お金には働いてもらいたいらしい。
私はちょっと心配。
でも、
全部をリスクにさらすわけじゃない。
生活に必要なお金は別にして、
残ったお金を運用する。
そういう考えなら、
少し分かる気がする。
そして、
もう一つ大事なことがある。
年金。
FIREした直後にはない。
でも、将来は入ってくる。
つまり、
53歳から年金を受け取るまでと、
年金を受け取り始めてからでは、
お金の使い方も変わってくる。
だから、
53歳からずっと同じペースで資産を取り崩す必要もない。
「なんか、FIREって……。」
私が言うと、
「ん?」
「辞めるまでより、辞めた後の方が難しくない?🤣」
夫は笑った。
「せやな。」
「ちゃんと考えなあかんな。」
「せやから、今から考えてるんや。」
……。
まぁ、それもそうやな。
53歳で仕事を辞める。
そのとき、
現金はいくらある?
投資はいくらある?
毎月いくら使う?
妻はまだ働いている?
年金はいつから?
相場が下がったらどうする?
相場が上がったらどうする?
こうやって考えていくと、
FIREって、
「いくら持ってるか」だけの話じゃない。
「どう使うか」まで含めて、
初めてFIREなんやと思う。
そして私は思った。
夫が仕事を辞める日まで、
あと6年。
その6年間で、
資産を作るだけじゃなく、
「使い方」も勉強しておかなあかん。
せっかく自由になったのに、
「お金減るの怖いから旅行やめとこ。」
なんてことになったら、
意味ないもんな。
旅行もする。
美味しいものも食べる。
釣りもする。
ボートにも乗る。
バイクにも乗る。
でも、
お金がなくならないようにする。
そのバランスを、
これから探していきたい。
「なぁ。」
夫が言った。
「ん?」
「次は、具体的にいくら現金で置いとくか考えよか。」
「……。」
また始まった🤣
でも、
ちょっと面白くなってきた。
我が家のFIRE計画、まだまだ続きます😁
次回予告
第26話|FIREするなら、現金はいくら残しとく?
生活費は現金?
それとも国債?
投資はどれくらい残す?
そして、
相場が大暴落したとき、どうやって生活する?
「仕事を辞めても、株価を毎日気にする生活は嫌やで。」
私のこの一言から、
我が家のFIRE後の「守り」を考えることになりました。

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