第25話|FIREしたら、お金はどこから使うん?

「なぁ。」

夫がまた言った。

「ん?」

「FIREしたらさ。」

「うん。」

「お金、どこから使う?」

……。

「知らんがな🤣」

また始まった。

今まで、

「5,000万円で足りる?」

「いや、足りへんかもしれん。」

「毎月いくら必要?」

って考えてきた。

でも、

お金が貯まったとしても、

そのお金をどう使うかを考えないと意味がない。

全部現金で置いておくのか。

投資を続けるのか。

それとも、

必要な分だけ少しずつ取り崩すのか。

「俺はな。」

夫が言った。

「できるだけ運用しながら使いたい。」

「でも、減るやん。」

「そら減るときもある。」

「怖いやん🤣」

「せやな🤣」

FIREした後まで、

相場の上下に振り回されるのは嫌や。

仕事を辞めたのに、

「今日、株下がった……。」

って毎日気にする生活になったら、

何のためのFIREなんか分からへん。

「じゃあ、全部現金にしたら?」

私が聞く。

「それももったいないやろ。」

「なんで?」

「これから何十年も生活する可能性があるから。」

たしかに。

53歳で仕事を辞めたら、

その後の人生はまだまだ長い。

60歳でもない。

70歳でもない。

そこから何十年もある。

全部現金にしてしまったら、

物価が上がったときに、

お金の価値が下がっていくかもしれない。

だから、

使うお金と、残して育てるお金。

分けて考えた方がいいのかもしれない。

「じゃあ、生活費は現金から?」

「うん。」

「投資してるお金は?」

「できるだけ長く持つ。」

「じゃあ、相場が悪いときは?」

夫が黙った。

「……どうするん?」

「そこも考えなあかんな。」

やっぱり🤣

FIREした後に株が大きく下がったら、

安いところで売りたくない。

でも生活費は必要。

これが、

FIRE後の怖いところなんやと思う。

だから、

生活費として使うお金をある程度確保しておく。

相場が悪いときは、

無理に投資資産を売らない。

相場が良いときには、

必要な分を現金化する。

そんな方法も考えられる。

「なぁ。」

私が聞いた。

「FIREしたら、投資はやめるん?」

「いや。」

「続けるん?」

「全部じゃないけどな。」

「そっか。」

夫は、

仕事を辞めた後も、

お金には働いてもらいたいらしい。

私はちょっと心配。

でも、

全部をリスクにさらすわけじゃない。

生活に必要なお金は別にして、

残ったお金を運用する。

そういう考えなら、

少し分かる気がする。

そして、

もう一つ大事なことがある。

年金。

FIREした直後にはない。

でも、将来は入ってくる。

つまり、

53歳から年金を受け取るまでと、

年金を受け取り始めてからでは、

お金の使い方も変わってくる。

だから、

53歳からずっと同じペースで資産を取り崩す必要もない。

「なんか、FIREって……。」

私が言うと、

「ん?」

「辞めるまでより、辞めた後の方が難しくない?🤣」

夫は笑った。

「せやな。」

「ちゃんと考えなあかんな。」

「せやから、今から考えてるんや。」

……。

まぁ、それもそうやな。

53歳で仕事を辞める。

そのとき、

現金はいくらある?

投資はいくらある?

毎月いくら使う?

妻はまだ働いている?

年金はいつから?

相場が下がったらどうする?

相場が上がったらどうする?

こうやって考えていくと、

FIREって、

「いくら持ってるか」だけの話じゃない。

「どう使うか」まで含めて、

初めてFIREなんやと思う。

そして私は思った。

夫が仕事を辞める日まで、

あと6年。

その6年間で、

資産を作るだけじゃなく、

「使い方」も勉強しておかなあかん。

せっかく自由になったのに、

「お金減るの怖いから旅行やめとこ。」

なんてことになったら、

意味ないもんな。

旅行もする。

美味しいものも食べる。

釣りもする。

ボートにも乗る。

バイクにも乗る。

でも、

お金がなくならないようにする。

そのバランスを、

これから探していきたい。

「なぁ。」

夫が言った。

「ん?」

「次は、具体的にいくら現金で置いとくか考えよか。」

「……。」

また始まった🤣

でも、

ちょっと面白くなってきた。

我が家のFIRE計画、まだまだ続きます😁

次回予告

第26話|FIREするなら、現金はいくら残しとく?

生活費は現金?

それとも国債?

投資はどれくらい残す?

そして、

相場が大暴落したとき、どうやって生活する?

「仕事を辞めても、株価を毎日気にする生活は嫌やで。」

私のこの一言から、

我が家のFIRE後の「守り」を考えることになりました。

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