「なぁ、あんた。」
「ん?」
「仕事辞めたあとに、株がめっちゃ下がったらどうするん?」
夫はスマホから顔を上げた。
「そら、下がることもあるやろ。」
……。
いや、そういうことを聞いてるんちゃうねん🤣
53歳で仕事を辞めたい。
そのために、今は投資で資産を増やそうとしている。
でも、仕事を辞めたあとも、相場がずっと好調とは限らへん。
むしろ、辞めた直後に大きく下がったら?
考えただけでも、ちょっと怖い。
資産が減っても、生活費は必要
例えば、FIREしたあとに投資している資産が大きく値下がりしたとする。
資産は減っている。
でも、生活費は必要。
旅行に行く予定もあるかもしれない。
車の維持費や、ボートの修理代が必要になることもある。
そんなとき、生活費を出すために値下がりした資産を売らなあかんかったら?
その後、相場が回復したとしても、売った分の資産は戻ってこない。
もちろん、実際にどうなるかは相場や資産の状況によって違う。
でも、FIRE直後の大きな下落は、特に気をつけて考えておかなあかん問題なんやと思う。
「なぁ、あんた。」
「ん?」
「そうなったら、どうするつもりなん?」
夫は少し考えた。
「だから、資産の持ち方も考えなあかんのやろな。」
今回は、ちゃんとした答えが返ってきた。笑
下がったら、売らずに待てばええん?
投資の話をしていると、よく聞く言葉がある。
「長期で持っていれば、そのうち回復する。」
確かに、過去には大きく下がったあとに回復した相場もある。
でも、将来も必ず同じようになるとは限らない。
それに、仕事を辞めたあとは、ただ待っていればいいというわけでもない。
生活費が必要やから。
資産に余裕があれば、値下がりした投資をすぐに売らずに済むかもしれない。
でも、余裕がなければ、そう簡単にはいかない。
「ほな、現金を多めに持っといた方がええんちゃう?」
私が聞くと、
「それも、ひとつの考え方やな。」
と夫。
なるほど。
投資で増やすことだけじゃなく、下がったときにどうやって生活するかも考えなあかんのやな。
FIREする前に、決めておきたいこと
仕事を辞める前に、考えておきたいことがある。
相場が大きく下がったら、生活費をどうするのか。
どれくらいの期間、投資資産を売らずに暮らせるのか。
支出を減らすことはできるのか。
それとも、必要なら少し働くのか。
こうした選択肢を、あらかじめ考えておくだけでも違うと思う。
もちろん、どんな備えをしても、将来の不確実性をゼロにはできない。
だからこそ、ひとつの想定だけで計画を立てないことが大切なんやろな。
うちは、旅行もしたい。
美味しいものも食べたい。
夫には釣りもボートも楽しんでほしい。
でも、相場が下がるたびに不安になる生活は避けたい。
自由な時間を手に入れるために仕事を辞めるのに、お金の心配ばかりするのは嫌やから。
5,000万円という金額だけでは足りへん
ここまで考えてきて、改めて思う。
FIREに必要なのは、資産の金額だけではない。
その資産を、どう持つのか。
どう使うのか。
相場が悪いときに、どう乗り切るのか。
そこまで考えておく必要がある。
5,000万円あれば絶対に安心、というわけではない。
反対に、5,000万円では絶対に無理、とも言い切れない。
生活費も、将来の収入も、資産の中身も、家庭によって違うから。
我が家に合った方法を、これから考えていきたい。
「なぁ、あんた。」
「ん?」
「暴落しても、慌てんでええように考えとこうな。」
夫はうなずいた。
「せやな。」
53歳で仕事を辞める。
それだけが目標ではない。
仕事を辞めたあとも、夫婦で安心して暮らせること。
そのために、増やす方法だけでなく、減ったときのことも考えていこうと思う。
我が家のFIRE計画、まだまだ検証が続きます😁
次回予告
第38話|FIREしたあと、生活費はどこから出すん?
相場が下がったときに、投資資産を売らずに済む方法はあるんやろか。
そもそも、仕事を辞めたあと、毎月の生活費はどこから出すつもりなん?
現金なのか、投資からの収入なのか、それとも別の収入なのか。
「なぁ、あんた。うちのお金の使い方、ちゃんと考えてるん?」
次回は、FIRE後のお金の流れについて考えてみます😁

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