第35話|FIRE後の生活費、月40万円って本当に必要?

「なぁ、あんた。」

「ん?」

「仕事辞めたあと、毎月40万円もいるん?」

「……いるんちゃう?」

いやいや、ちょっと待って。笑

毎月40万円。

年間にすると480万円。

仕事を辞めても、これだけのお金が必要になる計算や。

もちろん、生活するだけなら、もっと少ない金額でも暮らせると思う。

でも、我が家が目指しているのは、ただ生活できればいいというFIREではない。

旅行にも行きたい。

美味しいものも食べたい。

夫には釣りもボートもバイクも楽しんでほしい。

せっかく仕事を辞めるなら、今より時間に余裕のある生活を送りたい。

そう考えると、単純に生活費を削ればいいという話でもない。

今回は、FIRE後の生活費について考えてみることにした。

月40万円の内訳を考えてみる

まず、月40万円という金額。

これは、我が家がFIRE後の生活を考えるうえで置いている想定額や。

年間では480万円になる。

ただし、ここで気をつけたいのは、毎月40万円を使う生活が本当に必要なのか、まだ十分に検証できていないこと。

普段の生活費と、旅行や趣味に使うお金。

この2つを一緒に考えてしまうと、どこを見直せばいいのか分かりにくくなる。

例えば、普段の生活費が想定より少なく済んだとしても、その分を旅行や趣味に使うこともできる。

逆に、旅行や大きな買い物が重なる年は、年間支出が480万円を超えるかもしれない。

だから、毎月の平均だけで判断するのは難しいと思う。

節約すれば、FIREは近づく?

当然、生活費を減らせれば、必要な資産も少なくなる可能性がある。

年間480万円の生活と、年間360万円の生活。

その差は120万円。

10年間なら、単純計算で1,200万円もの差になる。

もちろん、実際には物価の変化や運用収益、年金なども関係するので、これだけで必要資産が決まるわけではない。

それでも、毎年の支出がどれくらいになるかは、FIRE計画に大きく影響する。

ただ、私は思う。

仕事を辞めるために、辞めたあとの楽しみまで全部我慢するのは違うんちゃう?

それなら、何のためにFIREを目指しているのか分からなくなってしまう。

大事なのは、何でもかんでも節約することではなく、自分たちにとって必要な支出と、見直せる支出を分けることやと思う。

旅行も趣味も、諦めたくない

我が家の場合、旅行も楽しみのひとつ。

温泉に行ったり、美味しいものを食べたり。

夫には釣りやボート、バイクも楽しんでほしい。

こうした楽しみを全部削れば、生活費を抑えられるかもしれない。

でも、FIRE後に時間ができても、お金がなくて何もできないのでは意味がない。

一方で、今までどおり何も考えずにお金を使っていたら、資産が想定より早く減ってしまう可能性もある。

だからこそ、楽しみに使うお金も含めて、あらかじめ計画しておくことが大切なんやと思う。

本当に必要なのは、生活費の正確な把握

ここまで考えてきて、まずやるべきことが見えてきた。

それは、実際に我が家が何にいくら使っているのかを把握すること。

毎月の食費や光熱費。

住宅にかかるお金。

車やバイクの維持費。

旅行や趣味に使うお金。

普段は意識していなくても、年間でまとめると大きな金額になっている支出もあるはず。

反対に、想定していたほどお金がかかっていない項目もあるかもしれない。

想像だけで月40万円と決めるのではなく、実際の支出を確認しながら、必要な金額を考えていきたい。

月40万円は多いのか、少ないのか

今の段階では、月40万円が多いのか、少ないのか、まだ結論は出せない。

でも、ひとつだけ分かっていることがある。

それは、FIRE後の生活費を正確に把握しないまま、必要な資産額を決めるのは危険だということ。

生活費が少なく済めば、資産を長持ちさせられる可能性がある。

反対に、物価が上がったり、想定外の支出が増えたりすれば、計画を見直す必要も出てくる。

だから、我が家では生活費を一度決めて終わりにするのではなく、これからも検証していきたい。

53歳で仕事を辞める。

その目標に向けて、資産を増やすことも大切。

でも、資産をいくら持っているかだけでなく、どんな生活を送りたいのかを考えることも同じくらい大切なんやと思う。

さて、我が家の月40万円。

本当に必要なのか。

それとも、もう少し見直せるのか。

これから少しずつ、現実的な数字に近づけていきたいと思います。

次回予告

第36話|FIRE後、年金をもらうまでのお金はどうする?

仕事を辞めたあと、年金を受け取るまでには空白期間がある。

その間の生活費は、どこから出すのか。

資産を取り崩すのか。

少し働いて収入を得るのか。

年金が始まる前と後では、必要なお金も変わってくる。

次回は、FIRE後の収入と年金について考えてみます。

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